特長
- 熱伝導性の高い弾性体で、長期にわたり高い放熱性を維持します
- 接点障害の原因となる低分子シロキサンを含みません
- 接着信頼性・密着性が高い為、ビスの削減が可能です
- 硬化物からブリードや肉やせがなく、硬化性グリースとして使用可能です
- 硬化または半硬化するため、ポンプアウトが起こりません
- 密着性・耐久性に優れ、垂直面や、振動が加わる部位への熱対策に使用可能です
- 硬化時間が早く、作業効率が向上します
- 標準タイプのSX1008、高粘度タイプのSX1010、高耐熱タイプ(150℃耐熱)のRH96Lをラインアップいたしました
熱対策に対するセメダインからの新たな提案
これまでの放熱材料の課題
熱対策としてこれまで使われてきた放熱グリース、放熱シートには「シロキサン含有による接点障害」「ポンプアウト」「加工ロス」「密着性の低下」などの課題がありました。
経時による歪みで、浮きや隙間が生じ、スペック通りの放熱性能が発揮されない。
セメダインの放熱接着剤「SX-TCAシリーズ」なら
○シロキサンフリーで接点障害が起こりません。
○硬化するので、グリースのようなオイルブリードやポンプアウトがありません。
○放熱シートのような打抜き加工の手間を省き、加工ロスも削減できます。
○液状ならではの良好な密着性を硬化後も安定して保持し、放熱シートの様な経時による浮き、隙間が生じにくいです。
セメダインSX-TCAシリーズの使い方(塗布〜硬化後まで)
○1成分形なので混合不要で、そのまま塗布できます。
○ジブチル錫化合物非含有で、欧州化学品規制(REACH)に対応しています。
○硬化後は弾性を有し、ヒートショック等の温度変化への耐性が優れています。
○温度変化による物性変化が少なく安定しています。
製品ラインアップ
項目 | SX1008 | SX1010 | RH96L |
---|---|---|---|
外観 | ホワイト | ホワイト | グレー |
粘度(Pa.s) | 120 | 650 | 250 |
放熱性(W/m・K) | 1.8 | 2.0 | 2.4 |
使用可能温度(W/m・K) | -40~120℃ | -40~120℃ | -40~150℃ |
追従性が高く、部品間の隙間をつくらない
放熱シート・・・部品と部品の間の空隙に追従できず、密着性が劣ることで放熱性能が非効率となる。
セメダインの放熱接着剤・・・部品と部品の間の空隙にもしっかり追従でき、効率的に放熱性能を引き出すことが出来る。